スタッフブログ
【新入職員研修レポート】多職種連携で支える「食べる喜び」~摂食嚥下研修の現場から~
2025-05-21
[リハビリテーション]
注目
広島共立病院リハビリテーション部より、春の風が運ぶ学びのレポートをお届けします。

広島共立病院 セミナールームにて新入職員研修が行われました。今年も摂食嚥下障害看護ケアチーム主催の「食事介助・経管栄養・口腔ケア研修」に、言語聴覚士が講師として参加。医師や看護師、リハビリスタッフなど多職種の新人職員が集う中、患者様の食事を支える技術の基礎を学びました。
食べることの科学を紐解く
研修前半では、「摂食嚥下のメカニズム」の講義を行いました。
例えば、ヒトは食べ物を口にいれるまでに、大きさ、形、硬さ、匂い、流動性などの判断を無意識で瞬時に判断(先行期という)をしています。その判断をもとに瞬時に「食べ物のサイズに合わせて開く口の大きさ」「飲み込み時の舌の微妙な動き」などを変えており、普段何気なく行っている動作が、実は精密で協調的な生体メカニズムによって支えられていることを理解してもらいました。
体感する介助のコツ
後半の実践セッションでは、介助者と被介助者に分かれたロールプレイを実施。嚥下調整食(ゼリー食)を使った実際の介助体験では、「姿勢を変えるだけで飲み込みやすさが変わる」「声かけや介助の方法を工夫すると安心して食べられる」といった気付きが参加者から次々と生まれました。

チームで紡ぐ食のサポート
研修を終え、講師の言語聴覚士より「『食べる』という行為は、単なる栄養摂取ではなく、人生の喜びそのもの。最期まで“食べたい”という思いをサポートしていきたいと思います。私たち言語聴覚士だけで実現できることは限られていますが、多職種の専門性を活かし、連携を深めていくことで患者の笑顔につながる食支援が可能になります」と、新入職員に伝えられました。
さいごに
今年も新たな仲間を迎えた広島共立病院。
多職種連携を深め、私たちは今日も患者の「食べる喜び」を支える技術を磨き続けます。
次回のスタッフブログもどうぞお楽しみに!
研修を終え、講師の言語聴覚士より「『食べる』という行為は、単なる栄養摂取ではなく、人生の喜びそのもの。最期まで“食べたい”という思いをサポートしていきたいと思います。私たち言語聴覚士だけで実現できることは限られていますが、多職種の専門性を活かし、連携を深めていくことで患者の笑顔につながる食支援が可能になります」と、新入職員に伝えられました。
さいごに
今年も新たな仲間を迎えた広島共立病院。
多職種連携を深め、私たちは今日も患者の「食べる喜び」を支える技術を磨き続けます。
次回のスタッフブログもどうぞお楽しみに!

