HPH国際カンファレンスとは、1989年にWHO（世界保健機関）の欧州地域事務局が立ち上げた「国際ヘルスプロモーティング病院・ヘルスサービスネットワーク（HPH）」を中心に開催されています。このネットワークは、世界中の医療従事者や研究者がヘルスプロモーションを推進し、健康づくりに関する研究や実践、政策提言に取り組む場です。　

 

　当院は2012年11月13日に国際HPHネットワークに加盟しており、毎年HPH国際カンファレンスに参加しています。これまでこのカンファレンスはヨーロッパやオーストラリアなどで開催されてきましたが、今年は広島で行われ、世界各国の医療従事者や研究者が集まりました。

 

　カンファレンス参加者は、当院で行われた施設見学会を通じて当院の取り組み、病院の運営や医療サービスにおけるヘルスプロモーションの実践を学びました。源医師と吉國医師が広島医療生協および広島共立病院の概要について説明し、その後、参加者は救急センター、手術センター、健診センター、リハビリテーションセンターなどを見学しました。見学中は、英語を使ったディスカッションが行われ、留学経験のある研修医も英語で説明や対応を行い、参加者から高い評価を受けました。

 

　昼食時には、参加者と病院スタッフが交流を深め、国際的なネットワークが広がる貴重な時間となりました。